【留学体験記】 アスレチック・セラピー留学 ( 前田仁さん, ウィニペグ大学キネシオロジー学部 )

  

:プロフィール

ウィニペグ大学キネシオロジー学部アスレティックセラピー学科4年前田仁です。今年の6月に卒業する予定です。日本の大学3年時の冬のおよそ1ヶ月半ほどTOEFL勉強会にて勉強させていただきました。日本の大学でアスレティックトレーニングを専攻しており、卒業後にそのままカナダの語学学校に入学して半年勉強して、その後大学のプログラムに編入しました。そしてそのまま Athletic Therapy (AT) プログラムを進めて3年半での卒業となる予定です。卒業後はカナダで働く予定です。

:留学を決めたきっかけ教えて下さい!

元々日本の大学にいる時から卒業後にアメリカの大学院進学を希望していたのですが、大学3年時の夏に1ヶ月の英語のサマープログラムでカナダの大学附属の語学学校に行った際にカナダのATプログラムについて初めて知って、そこからアポ無しでATプログラムのディレクターと話をしたり施設見学をしてかなり興味深かったのでその後も色々と調べ続けて、結果カナダに進路転換しました。詳しく説明すると長いのですが、今でも信じられないくらいの幸運が重なっての決断となりました。

:どんなことを学んでいますか? 

カナダのアスレティックセラピストは日本や米国で言うアスレティックトレーナーと似ている職業です。アメリカと同じくスポーツ現場での安全管理と怪我の対応を行う一方で、カナダのATはクリニックの開業権が認められているほどクリニックでの活動が盛んです。クリニックではスポーツ選手だけでなく、一般の方の急性的な怪我から慢性的なものを評価、治療しています。カナダのATを選んだ理由は、アメリカよりカナダの方が卒業後の現地就労が容易だということがわかったからです。自分はできれば長く現地で働きたいと思っていたのでこの利点は非常に魅力的でした。ウィニペグ大学大学を選んだ理由はただ一つ、その夏にお会いしたプログラムディレクターの印象と経歴に惹かれたからです。かなり直感的に決めました(笑)。この人凄い!って。

 

:海外の大学で学ぶ良いところ・メリットは何ですか。

自分の専攻でいうなら生徒に求める水準が日本の大学で受けた教育に比べてかなり高いところにあるということだと思います。一定以上の成績を残さないと脱落させられる仕組みなので、学生みんな真剣度が違います。カナダでの留学という意味では実際に多様性の中に身を置けるということだと思います。カナダはかなり「多様性」という面では先進的な国なので、色んな人種、宗教、性別が入り混じっています。そういう環境にずっといることで、多様性の強みや負の側面を肌で実感出来ます。こういう所は日本ではまだ経験できないかなと。でも、この前日本に帰ったら東京の外国人の多さに面食らいました(笑)。海外生活は絶対的な目標があるからやっていけてます。カナダの都市によっては日本人がほぼいないので、一言も日本語を話さない一週間があったりすることもしばしばです。そうなるとちょっと日本が恋しくなったりします。そういう時は中華系のスーパーに行って日本のお菓子を買ったりして気分転換してます(笑)。

:今までの海外生活で一番印象にのこったことは何ですか?

カナダにいて楽しかったのは「旅行」です。ちょくちょくカナダの他の都市やアメリカの都市に行くのは楽しいです。昔は英語という見えない壁があって行ってみたいけど行けないということがあったのですが、今は英語は問題ないので行きたい都市があれば北米はおろかヨーロッパも行けると思います。自分が今まで行ったのはカルガリー、バンクーバー、トロント、シアトル、ロサンゼルス、アナハイム、フェニックス、ニューメキシコですかね。こういう所に行って見たいものを見てるときが一番楽しいです。一番驚いたことは、自分の住んでいるウィニペグという街の気候です。夏は最高30度まで上がり、冬は最低マイナス40度まで下がります。温度差70度というかなり厳しい気候です。今現時点でウィニペグは冬ですが、平均気温はマイナス20度、体感温度はマイナス30度あたりが平均だと思います。これほどの寒さは日本の北国以外では味わえないでしょう。なんせ外出して即鼻毛とまつげが凍るので。一番印象的だったのは、ライフスタイルの多様性です。大学に入学するタイミングも、卒業するタイミングもみんなバラバラ。そこに「普通は〇〇歳で〜」という固定概念が無いんです。卒業後もすぐに就職しなくても全然おかしくない。結婚も別に年で焦らなくていい。全ての選択がありなんです。そういうライフスタイルを送っている人たちに囲まれると、自分が気にしていることが全然問題ではないことだと分かって心が軽くなりました。いい意味でなんでもありなんですね。

 

:海外生活で頑張ったこと!

留学の本質は孤独です。自分と向き合う時間は自ずと長くなると思います。その環境下でストレスを上手く処理して目標へと確実に進む能力は伸びたと思います。自分の場合はウィニペグ大学入学初期の春学期の生理学&解剖学の授業が本当に辛くて苦しかったです。一年かけて学ぶ内容を2ヶ月でやるので物凄い授業スピードで、初日でこれはどうすればいいのだろうと本当にパニクりました。結局解決方法は一つで、生活の全てを犠牲にして1日中勉強するというTOEFL勉強会の時と同じです。今思うとその授業が今まで一番大変でしたが、それを乗り越えたからこそ他の授業への耐性がついたと思います。留学生活では多くの理不尽を経験しましたが、そういう逆境への耐性は身につくと思います。他には「失敗してみる」という感覚が身につきました。どうしても失敗を恐れて何か新しい機会に挑戦することにためらいが生じて結果的に一歩遅かったという経験が皆さんあると思います。留学してからの自分はいい意味でやけくそで失敗しても「恥ずかしいで済むならマシだな」と思えるようになりました。だって元々英語そこまでしゃべれないし。失敗したら大抵のことは反省できたりアドバイス貰えますからね。

:留学を考えている人にアドバイス

英語の勉強は当然ですがあまり追い込み過ぎないようにしてください。もちろん English Proficiency Requirement は乗り越えなくてはいけません。そこは全力で頑張りましょう。でももしTOEFLがだめでも他の方法があるのであれば計画的にそれを視野に入れておくこともありだと個人的には思います。英語力と同じくらい留学に大事なのは両親との関係性です。自分で全て留学費用を出すのであればそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、留学はお金が全てです。その金額は片手間のバイトでコツコツ貯めることができる額を超えていることが多いと思います。そうなると親の支援が不可欠になるのですが、その時に親との関係性が悪ければ全て水の泡。いくら英語を努力してもそれは無駄な努力になります。なので英語力を上げるのと同じくらいぜひ親子の関係性を見直してください。

 

:留学を考えている日本人にメッセージ

留学をゴールと捉えるのでなく、留学という手段を通してどういう目標を達成したいかと考えておけば留学の成果は大きくなると思います。英語力だけ伸びてもそれはコスパが悪い留学になるので「英語力+α」を習得できるように自分含めてお互い頑張りましょ!

 

 

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