「TOEFLを受けることになったけれど、何から勉強すればいいの?」
「単語、Reading、Listening、Speaking、Writing……全部やらないといけないの?」
「参考書を買って勉強しているけれど、本当にこの方法で合っているのか不安……」
TOEFLを始めたばかりの方から、私たちはこうした相談を本当によく受けます。
最初にお伝えしたいのは、TOEFLは最初から全部を同じように勉強しなくても大丈夫だということです。
むしろ大切なのは、
今の英語力を知り、目標を決め、正しい順番で一つずつ積み上げていくこと。
TOEFLはReading・Listening・Speaking・Writingの4技能を測る試験ですが、すべての力は別々に存在しているわけではありません。読む力や語彙力が伸びれば、聞く力や話す力、書く力にもつながっていきます。
23年以上TOEFL学習をサポートしてきた私たちが大切にしているのも、「たくさん教材をやること」ではありません。
今の自分に必要な勉強を、必要な順番で、続けること。
この記事では、TOEFL初心者が目標スコアまで遠回りしないための勉強法を、順番に説明します。
TOEFL勉強法で一番大切なのは「順番」です
TOEFLの勉強を始めると、多くの人が最初に問題集を買います。
そしてReadingを解き、Listeningを聞き、Speakingを練習し、Writingも書いてみる。
もちろん、それ自体が間違いではありません。
ただし、英語の基礎が十分でない状態で難しいTOEFL問題を何時間解いても、「分からない問題を繰り返しているだけ」になってしまうことがあります。
そこで私たちは、いきなり全部を攻略しようとは考えません。
まず土台をつくります。
そのうえでReadingやListeningを伸ばし、Speaking・Writing、そして本番形式の演習へ進みます。
基礎 → 理解 → 演習
この順番を崩さないことが大切です。
STEP 1|まず「目標スコア」と「期限」を決める
TOEFL勉強を始める前に、参考書を選ぶより先にやってほしいことがあります。
それが、
「何のためにTOEFLが必要なのか」を決めることです。
交換留学なのか。
海外大学院なのか。
海外の大学への進学なのか。
そして、
「いつまでに、どのスコアが必要なのか」
を確認します。
ここが決まれば、勉強方法はかなり変わります。
半年後に必要な人と、2年後に必要な人では、当然ながら1週間の勉強量も違います。
TOEFL勉強会でも、最初に現在の英語力、目標スコア、出願時期、1週間に使える時間などを確認し、そこから逆算して学習計画を作っています。
「とりあえずTOEFLを勉強する」
ではなく、
「○月までに、このスコアを取る」
まで決める。
ここがスタート地点です。
STEP 2|最初に語彙力をつける
英語がまだ得意ではない方ほど、最初に力を入れてほしいのが単語です。
なぜなら、英文の中で知らない単語が多すぎると、ReadingだけでなくListeningにも大きな負担がかかるからです。
一文読むたびに、
「この単語、何だっけ?」
と止まっていたら、文章全体の意味をつかむところまで進めません。
だからTOEFL初心者は、難しい問題を大量に解く前に、まず語彙の土台をつくります。
実際にTOEFL勉強会で62点から96点まで伸ばした参加者も、最初の時期に単語学習へ集中的に取り組み、その後Readingを大きく伸ばしています。
単語は「一度覚えたら終わり」ではありません。
見る。
読む。
声に出す。
例文の中で確認する。
そして忘れる前にもう一度触れる。
この繰り返しです。
完璧な暗記方法を探し続けるより、毎日英単語に触れる仕組みをつくる方がずっと重要です。
STEP 3|次にReadingを伸ばす
語彙の基礎ができてきたら、Readingに力を入れます。
TOEFLのReadingで必要なのは、単に英文を日本語に訳す能力ではありません。
英文を読みながら、
「この段落は何を説明しているのか」
「筆者が一番伝えたいことは何なのか」
「具体例は何を説明するために使われているのか」
という文章の構造をつかむ力が必要になります。
ここでおすすめしたいのが、同じ英文を何度も使うことです。
1回問題を解いて答え合わせをして終わるのではありません。
知らなかった単語を確認する。
分からなかった英文の構造を確認する。
意味を理解する。
そして音読する。
最終的には、英文を見たときに意味が自然に入ってくる状態まで持っていきます。
実際、TOEFL勉強会の成功事例を見ると、一つの教材を繰り返し使い、不明な単語や構文を残さず、発話まで行った参加者もいます。
新しい教材を次々買う必要はありません。
1冊をきちんと使い切る方が、はるかに力になります。
STEP 4|音読を入れる
Readingを勉強するとき、ぜひ取り入れてほしいのが音読です。
黙って読むだけではなく、意味を理解した英文を実際に口から出してみます。
音読すると、
「ここは単語がすぐ出てこない」
「この文章は構造を理解できていない」
「意味は分かるけれど、英語の語順のまま理解できていない」
という部分がよく分かります。
スラスラ読めない文章には、何か理由があります。
そこを一つずつ確認していきます。
音読は特別な教材も必要ありません。
今使っているReading教材で十分です。
読む→理解する→声に出す。
この繰り返しを大切にしてください。
STEP 5|Readingの土台ができたらListeningへ
Listeningが苦手な方の中には、
「毎日英語を聞き流しています」
という方もいます。
ただ、意味がほとんど分からない英語を何時間流していても、効率のよいトレーニングにはなりにくいものです。
大切なのは、
「聞こえなかった原因」を確認すること。
単語を知らなかったのか。
知っている単語なのに音になると分からなかったのか。
英文そのものの意味を理解できなかったのか。
ここを分けて考えます。
そして音声を聞いた後に英文を確認し、
「何と言っていたのか」
「なぜ聞き取れなかったのか」
まで確認します。
Listeningも、ただ問題数をこなすことより、1つの素材からどれだけ学べるかが大切です。
STEP 6|SpeakingとWritingはフィードバックを使う
SpeakingとWritingには、ReadingやListeningとは少し違う難しさがあります。
それは、
自分の回答が本当に良いのか、一人では判断しにくいこと。
です。
Speakingなら、伝え方や論理の組み立て方。
Writingなら、文章の流れや英語表現。
自分では「できた」と思っていても、第三者から見ると改善できることがあります。
TOEFL勉強会でも、SpeakingやWritingについては、一人で抱え込むのではなく、留学経験者やTOEFL経験者とのやり取りやフィードバックを大切にしています。
英語は「知っている」と「使える」の間に大きな差があります。
その差を埋めるのが、実際に話すこと、書くこと、そしてフィードバックを受けることです。
STEP 7|問題を解いた時間より「復習した時間」を大切にする
TOEFL勉強で非常によくある失敗があります。
それが、
問題をたくさん解くこと自体が目的になってしまうこと。
です。
模試を1回解く。
点数を見る。
また次の模試を解く。
これだけでは、なかなか弱点はなくなりません。
大切なのは間違えた後です。
なぜ間違えたのか。
単語なのか。
英文理解なのか。
聞き取りなのか。
時間配分なのか。
設問の意図を理解していなかったのか。
原因を見つけて、次に同じ間違いをしない状態まで持っていきます。
「問題を解く→原因を調べる→復習する→もう一度できるか確認する」
ここまでが勉強です。
TOEFL初心者がやらない方がいい勉強法
TOEFLを勉強するとき、特に避けてほしいのは、教材を次々変えること、最初から4技能すべてを完璧にしようとすること、難しい問題ばかり解くこと、勉強した「時間」だけで満足すること、そして勉強方法を毎週変えてしまうことです。
TOEFLは短距離走ではありません。
今日は単語帳。
明日はYouTube。
次の日は別の参考書。
その次はSNSで見つけた新しい勉強法。
これでは、力が積み上がりません。
良い方法を見つけたら、ある程度の期間は一つの方法を続けることも必要です。
では、1日どのくらい勉強すればいい?
これは現在の英語力、目標、期限によって変わります。
重要なのは、
「時間がある日にまとめて勉強する」のではなく、勉強する日を増やすこと。
です。
大学や仕事がある日でも、
単語だけはやる。
英文を1つ読む。
昨日の復習だけはする。
それでも構いません。
勉強を完全にゼロにする日を減らす方が、習慣はつくりやすくなります。
そして週末など時間が取れる日に、ReadingやListening、Speaking、Writingをまとめて進めます。
自分の生活にTOEFLを無理やり押し込むのではなく、TOEFLを続けられる生活そのものを作ることが大切です。
実際に、英語が得意ではないところからスコアを伸ばした人もいます
TOEFL勉強会には、最初から英語が得意だった人だけが参加してきたわけではありません。
過去には、旧0〜120点尺度で32点から81点まで伸ばした参加者や、62点から96点まで伸ばした参加者をはじめ、多くのスコアアップ事例があります。
32点から81点まで伸ばした浦井さんも、単語を「書く・聞く・言う・見る」とさまざまな方法で何度も触れながら覚えていました。
そして彼女が振り返っているのは、勉強方法だけではありません。
仲間がいたから、孤独になりやすいTOEFL学習を続けることができた。
という点です。
これは、23年以上TOEFL学習を見てきた私たちも、とても大切だと感じていることです。
【内部リンク:TOEFLの結果|目標スコア達成者の成功事例と勉強法】
TOEFLで結果を出すために必要なのは「正しい勉強法」と「続けられる環境」
TOEFLについて調べれば、今はたくさんの勉強法が出てきます。
良い教材もあります。
無料の動画もあります。
AIを使って英語を勉強することもできます。
それでも、多くの人が途中で止まってしまいます。
なぜでしょうか。
それは、
「自分の場合は、何を優先すればいいのか分からない」
からです。
そしてもう一つ。
一人で数か月、場合によってはそれ以上、毎日勉強を続けるのは簡単ではありません。
だからTOEFL勉強会では、
①自分に合った学習計画
②正しいTOEFL勉強法
③続けられる環境
この3つを大切にしています。
私たちは一般的な英語スクールのように、決められた授業を全員に行う場所ではありません。
現在の英語力、目標スコア、生活スタイル、留学の期限を確認して、
「今のあなたは、何をやるべきなのか」
を一緒に考える勉強会です。
2026年からTOEFLのスコア表示も変わりました
ちなみに、2026年1月21日からTOEFL iBTでは、新しい1〜6のスコア尺度が導入されています。
Reading・Listening・Speaking・Writingの各セクションと総合スコアが1〜6で表示され、移行期間中は比較可能な従来の0〜120尺度の総合スコアも提供されます。
そのため、昔の記事に書かれている「TOEFL80点」などの情報だけを見るのではなく、自分が受験する時点の形式と、志望大学・交換留学先が求める最新のスコア条件を確認することも大切です。
「自分の場合、何から始めればいい?」と思ったら
ここまで読んで、
「順番は分かった。でも、自分は単語から始めるべきなのかな?」
「Readingをもっとやった方がいい?」
「留学まであと半年しかないけれど間に合う?」
そう感じた方もいると思います。
実は、ここから先は人によって答えが変わります。
英語力も違います。
目標スコアも違います。
大学の授業や仕事など、使える時間も違います。
留学までの期限も違います。
だから、誰にでも当てはまる「唯一のTOEFL勉強法」はありません。
あるのは、
あなたに合った勉強法です。
TOEFL勉強会では無料相談を行っています
TOEFL勉強会では、留学・海外大学院などを目指す大学生・社会人を対象に、無料の個別相談を行っています。現在のスコアや学習状況、目標、期限などを伺いながら、今後どのように勉強を進めればよいかを一緒に整理しています。
無理に参加する必要はありません。
まず、
「今の勉強方法で合っているのか」
を確認するだけでも構いません。
TOEFLは、やることが分からない状態で数か月過ごしてしまうことが一番もったいない試験です。
何から始めるのか。
何を後回しにするのか。
どこまでを、いつまでに終わらせるのか。
それが分かるだけで、勉強はずっと進めやすくなります。
もし今、
「留学には行きたい。でもTOEFLが不安」
「勉強しているけれどスコアが伸びない」
「そもそも何から始めればいいのか分からない」
という状態なら、一人で悩み続ける必要はありません。
あなたの現在地と目標を、一度一緒に整理してみませんか?
そこから、
「今やるべきTOEFL勉強法」
を考えていきましょう。
TOEFLの無料相談をしてみる
相談だけでも大丈夫です。
現在の英語力・目標・留学時期に合わせて、これからの学習方法を一緒に考えます。









