TOEFLの勉強は何から始める?目標スコアまでの正しい学習手順6ステップ
「留学のためにTOEFLが必要。でも、いったい何から勉強すればいいの?」
TOEFLを初めて勉強する人にとって、これはかなり大きな悩みだと思います。
英単語、英文法、Reading、Listening、Speaking、Writing……。やることが多いので、とりあえずTOEFLの問題集を買って始める人も少なくありません。
でも、TOEFLは「何を勉強するか」と同じくらい、**「どんな順番で勉強するか」**が大切です。
基礎がない状態で難しい問題を解き続けても、なかなかスコアにはつながりません。反対に、基礎勉強ばかりを続けて、実際に英語を使う練習をしなければ、それも十分ではありません。
無駄な学習時間を減らすためにも、まずTOEFL学習の全体像を知っておきましょう。
今回は、TOEFLを始めてから目標スコアに到達するまでの学習手順を、6つのステップに分けて紹介します。
1.まずTOEFLを知る|早めに一度受験してみる
TOEFL対策を始めるなら、まず「TOEFLとはどんな試験なのか」を知る必要があります。
TOEFLでは、Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能が問われます。
どんな問題が出るのか。どのくらい難しいのか。そして、自分にはどの力が足りないのか。
それを知らないまま学習計画を立てても、正しい対策はなかなかできません。
そこでおすすめしたいのが、早い段階で一度TOEFLを受験してみることです。
「まだ勉強していないから、受験するのはもったいない」と考える人もいますが、最初の受験には現在地を知るという大切な役割があります。
実際に受験すると、「単語が全然足りない」「Readingの時間が足りない」「Listeningが思った以上に聞き取れない」といった課題が具体的に見えてきます。
そこから、本当のTOEFL対策が始まります。
基礎力によって、目指す勉強も変わる
TOEFLでは、目標スコアによって求められる英語力も変わります。
例えば60点を目指す段階では、まず基礎基本をしっかり固めることが重要です。80点以上になれば、身につけた基礎を実際の問題で使いこなす力が必要になってきます。さらに高得点を目指すなら、基礎的なミスを減らしながら、限られた時間の中で英語を素早く処理する力も求められます。
TOEFLは問題量も多いため、「分かる」だけでは足りません。
分かる → 使える → 素早く使える
この段階を一つずつ上げていく必要があります。
2.目標スコアを決めて、逆算する
次に決めたいのが「何点必要なのか」です。
ただ「TOEFLで高得点を取りたい」では、具体的な学習計画を作ることができません。
まず志望校を調べ、必要なTOEFLスコアを確認します。
そして、
目標スコア → 受験時期 → 現在のスコア → 足りない力 → 今やること
という順番で逆算していきます。
例えば、現在50点で6か月後に80点が必要なら、「いつまでに単語を仕上げるのか」「いつから本格的な問題演習へ入るのか」「本番を何回受験するのか」といったことまで具体化できます。
目標が決まれば、勉強の優先順位も見えてきます。
まだ志望校が決まっていないのであれば、学校や留学について調べることもTOEFL対策の一部です。
「いつか留学したい」と考えているだけでは時間が過ぎてしまいます。
まず目標を具体的にする。そこから逆算して動き始めることが大切です。
3.期限を決めて「基礎固め」を終わらせる
TOEFL学習では、
基礎力 → 応用力 → 実践力
という順番を意識してください。
特に高得点を狙う人ほど、基礎を飛ばさないことが重要です。
焦ってTOEFL本番レベルの問題ばかり解くのではなく、まず英単語、英文法、英文構造などを丁寧に固めます。
ReadingやListeningで伸び悩んでいる原因を調べてみると、実は「TOEFLのテクニック不足」ではなく、単語や文法といった基礎部分に問題があることも珍しくありません。
Speaking・Writingも「理解 → インプット → アウトプット」
SpeakingやWritingについても基本的な考え方は同じです。
まず内容を理解する。
次に、理解した表現や知識を繰り返し練習してインプットする。
そして最後に、自分で話したり書いたりしてアウトプットする。
この3つをセットで考えます。
理解していないものを丸暗記しても、少し問題が変わっただけで使えなくなってしまいます。
だからこそ、いきなり覚えようとするのではなく、「なぜこうなるのか」を理解するひと手間を惜しまないことです。
そして、基礎固めには必ず期限を設けてください。
「いつか基礎ができたら次へ進もう」では、いつまでたっても実践練習へ移れません。
スタートが遅くなればなるほど、あとで取り戻すのは大変になります。
4.問題演習で「知っている」を「使える」に変える
基礎知識を入れたら、次は問題演習です。
ここで重要なのは、問題演習の目的を間違えないことです。
問題をたくさん解いて、「今日は50問やった!」と満足することが目的ではありません。
問題を解くことで、
「本当に理解できているか」
「覚えた知識をすぐに使えるか」
「どこに弱点があるのか」
を確認することが目的です。
基礎固めの段階では、問題演習を使って理解度や定着度を確認します。
基礎ができてきたら、本番形式の問題を使い、TOEFL特有の出題形式や時間配分に慣れていきます。
そして定期的に本番を受験し、目標スコアまでどのくらい近づいているのかを確認します。
大学入試型の「暗記だけ」では足りない
大学入試で英語が得意だった人でも、TOEFLでは思ったようにスコアが出ないことがあります。
その理由の一つが、TOEFLでは知識を持っているだけではなく、実際に使うことが求められるからです。
Speakingでは自分で話す。Writingでは自分で英文を書く。
ReadingやListeningでも、大量の情報を限られた時間で処理しなければなりません。
英単語や英文法を知っていることは大きな武器です。
でも、その武器を実際に使う練習をしなければ、TOEFLのスコアには十分反映されません。
知識を入れることと、問題演習で使うこと。
このバランスが非常に重要です。
5.問題を解いたら、必ず復習する
TOEFL学習で最ももったいないのが、「問題を解いて、答え合わせをして終わり」です。
本当に学力が伸びるのは、むしろその後です。
例えば英単語なら、一度覚えて終わりではありません。
まず一定数を覚える。翌日にもう一度確認する。覚えていなかった単語に印を付ける。そして、数日後にまた確認する。
覚えにくい単語だけをスキマ時間に繰り返し見るのも効果的です。
定期的に単語全体を回転させることで、記憶をメンテナンスしていきます。
問題演習も同じ
問題を解いたら、正解・不正解だけを見るのではなく、
① まず自力で解く
② 正解した問題にも課題がなかったか確認する
③ 間違えた原因を分析する
④ 弱点を補強する
⑤ 時間を空けてもう一度解く
⑥ 類題で本当にできるようになったか確認する
という流れを作ります。
「次の問題へ進みたい」という気持ちは分かります。
新しい単語を100個覚えたり、新しい問題集へ進んだりすると、勉強したという充実感もあります。
一方、復習は地味です。
でも、勉強したものを本当の実力に変えるのが復習です。
時間がたてば、人は忘れます。
だから「忘れないようにする」のではなく、「忘れることを前提に復習する」と考えたほうがいいでしょう。
復習するたびに新しい弱点を発見し、その穴を一つずつ埋めていく。
この繰り返しが、最終的なスコアアップにつながります。
6.自己管理もTOEFL対策の一部
最後に意外と重要なのが、自己管理です。
どれだけ完璧な学習計画を作っても、実行できなければ意味がありません。
TOEFLで目標スコアを取るためには、ある程度の学習時間を確保する必要があります。
学校、仕事、アルバイト、部活、飲み会、SNSなど、毎日の生活には時間を使うものがたくさんあります。
だからこそ、「今の自分にとって何が優先なのか」を決める必要があります。
限られた時間で最大の成果を出すためには、勉強時間だけではなく、集中力や体力も含めて考えてください。
そして何より大切なのが、すぐに始めることです。
「まだ出願まで時間があるから」
「もう少し準備してから」
「仕事が落ち着いたら」
そう考えている間にも時間は過ぎていきます。
TOEFLは、必要になってから慌てて始めると、十分な基礎固めの時間を確保できなくなることがあります。
能力の差だけではありません。
早く始めた人と、必要になるまで放置してしまった人。その時間の差が、最後に大きな差になることがあります。
TOEFLは「正しい順番」で勉強すると迷わなくなる
TOEFL対策は、やることが多く見えます。
でも、全体像を整理すると意外とシンプルです。
TOEFLを知る → 目標スコアを決める → 基礎を固める → 問題演習をする → 復習する → 本番で確認する
そして、このサイクルを繰り返します。
大切なのは、いきなり難しいTOEFL問題に飛びつかないこと。
まず現在地を知り、自分に必要な基礎を身につけ、それを問題演習で使える力へ変えていきます。
TOEFL勉強会でも、単に「たくさん勉強してください」と伝えるのではなく、現在の英語力と目標スコアを確認しながら、今やるべきことを一つずつ整理して進めています。
TOEFLで目標スコアを取るために、特別な裏技が必要なわけではありません。
正しい順番で、必要なことを、必要な量だけ積み重ねる。
そして、できるだけ早く始める。
これが、無駄な勉強を減らし、目標スコアへ近づくための基本戦略です。











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