【留学体験記】アメリカ留学|英語教授法(TESOL)を取得!(公立中学校教員)

 

○プロフィール

あゆみ|3度の海外生活を経験〜現在進行中

2008~2009 University of Wisconsin-Whitewater へ交換留学2014~2017 Marshall Universityへ大学院留学と1年就業経験2019~ 結婚して渡米 現在は日系製造業にて勤務

 

○留学を決めたきっかけ

私は、いつも英語を使って人の役に立ちたいと言う大雑把な夢を持っていました。その延長線上で、アメリカで働けたらかっこいいな〜と大学時代はぼや〜と思い描いていました。私の場合は、2008-2009に交換留学を経験していて、その直後から大学院への進学を念頭に入れて、就職活動をし、将来の計画を立てていました。初めての交換留学時は、自分に自信はなかったし、あんなに大好きだった英語が嫌いになりかけた時もありました。それほどたくさん友達もできませんでしたし、早く日本に帰りたかったです。でも、授業は休まず参加し、試験やテストに関してはかなり真面目に取り組みました。成績がc以上取れるか本当に心配で、毎晩不安との格闘、毎日アメリカ人の3倍は勉強しました!ほぼ、図書館か家か授業だったので、友達作る余裕もなかったです。留学中は英語力が伸びたとはあまり感じなかったのですが、帰国後に自分の語学力が向上した事、それだけではなく、自分自身が内面的にも成長した事を痛感するできごとが次々おきて、行って良かったなと思ったのを覚えています。英語力以上に、コミュニケーション能力、探究心、問題解決能力、行動力が海外生活で培われたと思います。そんな経験から、単純に、大学院へ行って、もっと学べば、英語力がさらに身について、内面的にもさらに成長できると思ったことが大学院進学をしたいと思った最初のきっかけです。

 

○どんなことを学んでいますか?

私が大学院で学んだことは、言語学、TESOL(英語を母国語としたい人への第二言語教授法)、第二言語習得理論です。私は、アメリカ、ウェストバージニア州、Marshall大学へ行きました。選んだ理由は、日本の大学の教授の推薦がもらえ、授業料の補助がもらえること。日本人補修校で教える経験も得られること。学びたい分野があったことです。

 

○海外の大学で学ぶ良いところ、メリット。

1、視野が広がること

いろんな国のいろんな学生と出会うことが出来ます。いろんな国の背景によって考えていることも全く違うし、発言内容も全く違います。私は海外経験を経て、こうでなくちゃダメ、普通はこうだという考えが全くなくなりました。より、それぞれの考えや文化を尊重するスタンスに変わりました。それがさらに自分の視野を広げ、異文化やいろんな人に対する好奇心、もっと知りたい、調べたい、仲良くなりたいという気持ちを掻き立ててくれています。

2、内面的な成長

海外生活では、心を鍛えることが出来ます。守ってくれる人がそばにいないからです。頼れる人もいません。最初の留学時に感じたのは、私って一人で、こんなこともできないの?と言うことです。日本では助けてくれる友達、家族が近くにいるので、すぐに助けを求めることができるし、知らず知らずの間に、助けてもらっているという感覚も忘れてしまって、自分一人でなんでもできると思っている事が多かったんです。でも、アメリカに初めて来た時、言葉も中途半端。国のシステム、文化もわからない、ちっぽけな人間だと思い知りました。ここから本当に学びが多かったです。今までは、人になるべく頼らないことがいいことだと思っていましたが、アメリカ人に助けを求めたり、アジア人にスーパーへ連れてってて頼んだりする経験をして、コミュニティーづくりの大切さ、助けれもらえば、お返しをすることの繰り返しで、人間関係がさらに深いものになるんだと知ることが出来た良い経験になりました。

3、勉強量

アメリカの大学は日本では考えられないほど勉強します。土日関係なく毎日図書館生活です。TOEFLの延長線のような感じで、自分の好きな教科を勉強できるので、特に辛くはなかったですが。なので、4年間、ないし2年間でかなりの学習量が確保できますし、文献にも触れられますし、またインターンシップ等の機会も多くあり、チャンスが無限大にあります。インターンを経験すれば、職に直結する人間関係づくりも同時に行え、就職にも有利に働くこともあります。アメリカの方が大学院の学習と職とが直に繋がっている感じがします。アメリカの大学院は専攻の数も非常に多く、非常にマイナーな教科についても奥深く学ぶことが出来ます。また、教授の数も豊富で、アメリカ全土で検索すれば、必ず自分が学びたい分野のスペシャリストの教授が存在すると思います。

学べば学ぶほど、可能性は無限大だと知ることが出来ました。もっともっと勉強したいと卒業したからも思わせてくれるような素敵な経験になりました。

 

○海外生活で頑張ったことはなにですか?

私は今も海外生活をしていますが、とりあえず、学生時代は目の前の学問と真剣に向き合い、どんなに大変でもやり抜くことで道は開かれると思います。先ほど、書きましたが、最初の交換留学時代は、授業へついていくのもやっとでした。英語も嫌いになりかけたこともありましたが、毎日自分の限界へ挑戦し、これで成績悪くでも悔いはないという精神でやり抜いたおかげで成長した自分に出会うことが出来、さらに自分の可能性が広がりました。

 

大学院時代は、大学院で勉強の合間を縫っては、ありとあらゆる活動に参加したことで、いつの間にか私の英語はアメリカで通用するという事を確信しました。その後、アメリカで働いてみたいと言う好奇心から日本の仕事を辞めて、OPTで卒業後1年間アメリカで通訳として働き、アメリカで働くという夢を実現することが出来ました。大学院での時間は、勉強だけでなくありとあらゆる活動を通して、人とのつながりを構築することが非常に大切だったと実感しています。

現在は、アメリカ製造業で事務と通訳をしています。ラッキーなことに、大学院留学と、アメリカでの就業経験があったことで、アメリカで仕事を探す。とは言っても製造業のこと、英語については今勉強中であり、完璧に全てを訳せるわけではありません。今後の目標であるプロの通訳になると言う自分の将来像をいつもイメージし、それに向かって毎日挑戦しています。自信を持って大きな声ではっきりと訳す。わからないことは聞く。誤訳したらきちんと言い直す。毎日ベストを尽くす。誠意を持って取り組むことで、周りにも迷惑をかけないよう心がけています。今後の自分の成長を楽しみに日々自分との戦いを楽しんでいます。

 

○留学を考えている人に留学準備においてしておいたほうがいいアドバイス

勉強以外に留学時にしたい事をリストアップして、イメージしてみることは大切だと思います。また、行きたい大学での特別なプログラムがあるかどうかとか調べたり、実際に行っている人にどう言う活動があるか聞いてみたりするのもいいと思います。また、アメリカ旅行をして、どこを訪問してみたいとか。2年ないし、4年の限られた時間内に、いかに日本でできない経験をするかが勝負だと私は思います。時間を無駄にすることなく、いろいろな経験をすることで、新しい自分に出会え、視野が広がります。その国に対する理解が深まったり、人に対する興味も湧いてくると思います。イメージすることは楽しいと同時に、イメージできることは必ず実現できます。だから、まずいいイメージをたくさん作って、それをモチベーションにしてTOEFL勝ち抜いてください。

 

○留学を考えている日本人にメッセージ

大学院留学、アメリカで就職を考えている人に特にお伝えしたいこと。アメリカのいいところは、誰かがこうしているから、私もこうしないといけないと言うことが全くないところです。私はそれはとてもいいことだと思います。しかし、裏を返せば、放任主義な国です。信じれるのは、上司でもなく、親でもなく、自分でしかないこと。自分で目標を明確にし、自分を信じてその目標に向かって突き進む。自分の価値を自分で作り上げることで、生き抜くことができる国だと感じています。これから、大学院進学や、アメリカ就職を考えている人は、自分の志を持って、判断力と行動力を磨いて、強くたくましく、いろんなことに挑戦してください。そうすると、今までみたことがない最高の景色が見られるはずです!以上、私自身の経験をまとめていますが、いろいろな過程で、もちろんも紆余曲折ありましたし、うまくいかないことも多々ありました!誰しもそう言う曲面はあると思います。壁にぶち当たっている人も、ご心配なく!一緒に夢に向かって突き進みましょう。

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