【留学体験記】米国歯科衛生士試験(BOARD)に挑戦中|TOEFL勉強会 卒業生より

プロフィール

片岡智 2013年から愛知県で歯科医として勤務、2018年冬よりテキサス大学サンアントニオ校で、補綴科専門医プリセプターシップに参加、2020年より、専門医プログラムにて3年。好きな食べ物 焼肉、日本食

留学を決めたきっかけ教えて下さい!

アメリカが日本とどう違うのかに興味がありました。日本でセミナーなどに行っても解決できないことが多く悩んでいたからです。

どんなことを学んでいますか?

補綴学について学んでいます。補綴学とは、被せ物や、入れ歯、インプラント、審美歯科のスペシャリストのことです。UT Health Science Centerを選んだのは、アメリカの大学を合計8校見学に行って一番自分の学びたい基礎基本が学べる大学だと確信したからです。

海外の大学で学ぶ良いところ・メリットは何ですか。

メリットは、年齢やバックグラウンドにかかわらず、学びたい人にチャンスが与えられると思います。世界からアメリカの教育を学びに来ているので必然的にモチベーションが高い人が多くプロ意識が驚くほど高いイメージです。デメリットは、金銭的、家族、友人、食事など犠牲を伴うということです。あとは自分の時間がほとんどなくなります。

今までの海外生活で一番印象にのこったことは何ですか?

一番印象に残ったことは、すごい高い倍率を勝ち抜いて臨床大学院生となった彼らでさえ、すごい賢いからいるわけではなく、とてつもない努力と覚悟の上に成り立っていると気づかされたときです。そして個性と同じくらい協調性をいつも心掛けていることです。成績がよくても人柄が悪いなら適正ではないとみなされます。これがアメリカに行って自分のアメリカのイメージと大きく違ったところです。

海外生活で頑張ったことは何ですか?!

辛いけどやりぬいたのは、TOEFL,入学面接、国家試験。目の前のことに努力しつつも、頭の中では今の知識や経験をいかに5年後、10年後のキャリアでどう生かすかというのを常に考えるようになりました。

 

留学準備においてしておいた方が良いアドバイスなど教えて下さい!!

周りにはやらない理由や、他人のせいにしてしまえば楽なことばかりありますが、ベクトルがずれそうな時は、なぜ今自分がやっているのかなど、常に自分の大きな目標を明確にして今やるべきことに疑うことなく取り組むというのを自分は心掛けています。

 

留学を考えている日本人にメッセージ

留学という目標は、数日頑張ったから届くような目標でもないと思います。ただ他人ではなく、昨日の自分と比べて毎日前にすすんでいくことが大切だと最近思います。数か月数年挑戦し続けるためには、一人では難しいと思いますが、同じような志を持った仲間、恩師、両親、友人の協力あっての環境に感謝しつつお互い頑張りましょう。

 

アメリカで歯科医になるためには

いくつか方法があって、二年のインターナショナルの歯科医用の編入コースに行くか(合格率は10%以下)、二年以上の専門医プログラムに入る(こちらの合格率は科にもよるが、5%以下ほど)この手段の場合、治療できる州が限られる。

 

留学の大学選びポイント

自分が何をしたいかで決めます。インプラントがやりたかったらインプラントが強い学校に行くというイメージです。偏差値で決まるわけではないと思います。もちろんTOEFLも90あれば色々な選択肢が増えてきます。年々基準は上昇傾向。

 

片岡さとる 歯学部のコース

専門医プログラムでは、補綴科、歯周病科、矯正科、口腔外科、歯内療法科、小児歯科、高等一般治療科など。2年から6年までと専門医プログラムも様々

 

歯科医師の留学|UBDE( 米国歯科医師国家試験 )対策

UBDE( 米国歯科医師国家試験 )試験内容について

2つのパートに分かれています。❶ Part1は、基礎科目❷ Part2は、臨床の分野です。これらの問題は択一の問題形式になっていているのですが、Part1に関しては75%の正答率で合格です。

 

片岡さとる(歯科医師)さん推薦の歯学部留学の支援プロジェクト

Lone Stars Project

2018年に設立されたNPO団体です。近年設立された若い歯科医師の今後の勉強や、留学に向けての活躍の場を増やしてもらうためにできたグルーブのページで、将来アメリカで勉強したいけど、お金が足りない人への奨学金(今まで歯科系の奨学金はほぼないといってもいい)や、学んだ膨大な知識を共有する場としてこれから大きくなっていくと思います。 個人的にはこれによってより多くの歯科医が世界の知識を学んで共有することができ、それによって日本にいながらにして、常に他国に後れをとることなく、より良い治療を提供できるようになる土台となると思っています.

活動を通じて生み出される利益は、日本の若手歯科医師を支援する奨学金基金の設立に充てられます。Lone stars projectは研究だけでなく、臨床で奨学金を出そうとしている団体は初めてなので良いと思います!僕の留学準備の時にあったら、もっと上手に計画立てたり会いに行ったりできてたと思います。海外の情報も含めて乗っているので良いモチベーションになりますよ!

https://www.youtube.com/channel/UCvWlmGy7TEdnzuhQ_s7Wc7Q

 

スギタ研歯周補綴究会(Facebook)

この研究会は、サンアントニオの補綴専門医の杉田先生によるfacebookのサイトで、アメリカの最先端の情報や、補綴知識、留学情報、セミナー情報など、様々な情報を見ることができます。歯周と補綴という二つの専門医を超える世界でも数少ない(日本ではおそらく初)の世界の第一線で活躍する日本人をおっていくのも勉強になると思います。YouTubeにも動画を上げていて、実際のアメリカと日本の歯科医療の差、アメリカでの専門医になるための方法、面接の体験談、過去のセミナーも見ることができます。

 

嘉村田中米国専門医 (Facebook)

こちらは、アメリカで活躍しておられる嘉村先生(エンド専門医)と田中先生(ペリオ専門医)が始めたフェイスブックのグループです。ペリオの日常の疑問など基礎的なことが多く書かれていて、メンテナンスの話など、次の日から使える内容も多いかと思います。何より、更新数が半端ないスピードです。もしかしたら読んでまとめるだけでも、へたにそこら辺のペリオのセミナー行くより面白いものができるんじゃないかと思ったりします。

 

ホワイトクロス

これは、フェイスブックのグループではなく、みなさんもご存じの人もいると思いますが、歯科情報サイトです。多くの著名な先生方だけでなく、海外経験者の先生、若手の先生方も執筆されておりとても情報量に富んでいると思います。

 

医学、歯学、看護の奨学金情報

1.留学基金: WHITE CROSS(  グローバルな視点で歯科医療を通じて日本社会の発展に貢献する歯科医療人の育成を目的とする)https://peraichi.com/landing_pages/view/wcscholarship

 

2.参照:  研究者向けの奨学金制度リスト: https://www.fulbright.jp/study/directory/shokin_d.html

 

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