【留学準備】ビザ取得、アメリカ合衆国(トランプ政権の傾向)|TOEFL勉強会 卒業生より

 

ビザ申請審査が厳しくなっている最近の傾向です。
Ayumiさんが書き上げて下さいました。
新しい情報がみなさまの渡航等にお役に立つと幸いです。

『アメリカと私とビザ』

☆今までの流れ☆
2008年8月〜2009年5月まで交換留学: J1ビザ (*J1ビザは、2年ルールというのがあって、帰国後2年間は必ず日本にいなければいけません。)
2014年4月〜2017年1月 大学院留学: F1ビザ + OPT
2016年11月21日: E2ビザ面接を大阪領事館で受け、ビザが却下
2017年2月: 日本帰国
2017年10月: ESTAが却下 (E2ビザ却下歴があると、ESTAすら取れないことをこの時知る)
2019年1月 K1ビザ取得

今だから言える、E2ビザの却下について

アメリカの就労ビザにはいろんなタイプがあります。

 

私が知っているだけでも、H1-B, E, L, この辺りは全て就労ビザと呼ばれます。アメリカでは、外国人学生に対して、大学院を卒業すると、文系は1年間のみ、理系は2年OPT(Optical Practical Training)という研修ビザのようなものを取得することができ、仕事をすることができます。しかし、期限は1年だけのため、通常は、OPTの間に正規の就労ビザを会社にサポートしてもらい申請します。OPTから就労ビザを取得する際は、王道はH1-Bです。これは、大学院、大学卒の人を主に対象としていて、大学の専攻と職務内容がマッチしていることが前提で、エントリーレベルの人でも取得ができるビザです。
大学院卒のかたは、マスター枠があるので、H1-Bを申し込むとほぼビザがもらえています。しかも、アメリカ国内で審査があり、合否もわかります。なので、日本で面接での審査を受ける必要もなく優しいのかもしれません。でもネックなのは、1年に1回のみ、4月にしか申請を受け付けておらず、いつも4月1日に申請受付を開始して、その日に締め切りになる人気のビザです。
私も、前のアメリカの会社に就職を決める際にもちろんH1-Bをサポートしてくれる会社を探しました。オファーレターに、H1-Bをサポートするって書いてもらいましたので、マスターも取得していたので、これで数年はアメリカで仕事ができると喜んでいました。がしかし、私が、就労し始めたのが、2月29日だったため、4月1日のH1-Bの申請には書類作成が間に合わないと入社後に言われたのです。

終わったなって感じでした。

あとでわかったことですが、こちらの会社の方はビザについては全く無知で、弁護士頼みでした。なので、私をやっとってからも、なかなか動かなくて、こっちがH1-Bのビザ申請どうなっていますか?と聞いて、ようやく弁護士に電話するという感じ。雇われる前に、本当にH1-Bビザ申請をしてもらえるのかもっと確認しておくべきだったと思います。短期間だけど書類は間に合うように作成し、対応してもらえるのか。等 会社のH1-Bサポートしますよ。という言葉だけ信じて、働いた自分は本当にバカだったなとつくづく思います。こっちは、人生投げ打ってアメリカで働くって決めていましたからね。笑 

 

アメリカは自己主張の国です。

また、大人も間違えることもあるし、気づかないこともあります。私にとっての就労ビザの価値観と会社側の考える就労ビザの価値観には雲泥の差があったことは確か。私はこのビザを取得して、少しでの長くアメリカで経験積んでステップアップして行くのだ!いつ日本に帰れと言われるかわからないけど、限界まで自分の知識や技術を身につけ続ける!という心意気でやっていました。会社にとっては、私がダメならまた次の人を雇えばいいですもんね。私がどんな気持ちで挑んでいたのかは会社の方々にはわからないと思います。だから、これから大きな決断をする皆さんへ、もし、少しでも不安な点、確かめておきたい点、人生左右する点は、必ず恥ずかしがらずに会社へ聞いてください。誠心誠意対応してもらえない会社はそんないい会社じゃないです。しっかり自分の人生を自分で見定めてください。

H1-Bがサポートしてもらえないと聞いた私は、家のソファで泣きました。

悲しいというか、悔しかったです。自分が情けなかった。

次の案としては、私の知り合いに、E2ビザを取得して、若干24歳にも関わらず半永久的にアメリカで働く権利を取得している人がいました。それも私と同様の通訳です。職務経験もありません。ですので、私は、会社へE2ビザの申請について、掛け合いました。弁護士に聞いてもらったところ、可能性は60%ほど、職務経歴を重視するこのビザは、H1-Bよりハードルが上がります。(今の感想として。)E2は駐在員ビザと呼ばれるのですが、その中に専門職という枠もあり、その枠であれば通る可能性はあるといってもらいました。
弁護士の見解は、私が4年間教員として働いていた経験があるため、受けてみる価値はあるということでした。弁護士へサポートレターを作成してもらい書類も準備し、どうして私がこの会社で必要なのか、というシナリオも考えました。主に、日本人の赴任者と書類作成やシナリオ作成をしましたが、今思えば、このシナリオには無理があったと思います。。。英語教師、英語教育のマスターの学位とって、どうして通訳?って。私がどう何回考えてもそこで止まってしまって。今思えば、戦略不足です。
資料を作成した弁護士からはそのあたり、何もアドバイスはもらえませんでした。それもおかしいなと思います。普通は弁護士と申請者が一丸となって、面接に臨みます。弁護士は、もちろん申請者のどの強みを目立たせれば、ビザ取得に有利なのか等理解しているはずですので、面接時の対応等教えていただけるものだと思っていましたが、そんなことはなかったです。

これは弁護士の姿勢によりますので、皆さんH1-BもしくはE2ビザを申請する時は弁護士について、よく理解をした方がいいと思います。

私の会社の弁護士は、移民専門というわけではなかったし、おそらく詳しくなかったと思います。通常弁護士は無料相談をやっていますし、経験のある移民弁護士もアメリカにはたくさんいます。ご自分で訪問されて、選んで会社にお願いするのもありです。実際にそうやって弁護士を探している知り合いもいました。
行動は物を言いますね。一緒にシナリオや戦略を考えてくれる弁護士も中にはいますので、めげずに頑張って探して、弁護士と協力して悔いのないビザ申請にしてください。弁護士の腕でビザの合否が変わってしまうのは確かです。私は今までに4度日本でビザ申請をしていますが、就労ビザは、学生ビザ、K1ビザに比べて本当にハードルが高いです。

 

ビザ申請は、事前の書類準備で80%ほど結果が決まると思います。

私がE2ビザの申請時にもっとこうしておけばよかったと今思うことは、E2ビザは就労ビザですから、自分のスキルや経験を主張しなければいけません。面接官にわかってもらえないとビザは通りません。ビザの書類は必要書類にプラスして、追加書類も提出できます。私がE2ビザを申し込んだ時は、通訳の経験は若干8ヶ月でしたから、面接官にとっては、8ヶ月で何ができる?という感じだったでしょう。
だから尚更、今までの仕事で作成した全ての書類(これは言い過ぎですが。)や、通訳をした会議のリストとか、また、先生をしていた証拠となるものなど、仕事をしていて経験がある。こんなスキルがあると訴えられる書類をたくさん用意して挑むべきだったと思います。準備を怠ってしまったので、面接を受ける前にすでに結果が見えていたようなものです。私自身、もう少しビザについては調べておくべきだったと反省してます。どうしてかというと、冒頭で書きましたが、ビザが一度却下になると後でものすごくややこしくなってしまいます。

① ESTAは一生取れません。

 旅行や短期出張はB1/2ビザを申請する必要があります。大使館での面接が必須です。

 

② 就労ビザは、今後取れない可能性大です。

要するにアメリカで働けないです! おそらく、同じ会社で10年以上働いて、役職がもらえれば合格するかもしれませんが、時間もかかりますね。そんなことも知らずにE2受けて拒否されていますから、本当にバカだったと思います。
知っていたら、諦めてビザ申請せずに一度日本へ帰ってきていたでしょうね。申請者は私のように無知な人が多いですから、良い弁護士に出会い、ビザについて詳しい会社の方に出会えるかどうかも運なのかもしれませんが、できる限り自分でも勉強して、情報収集を怠らないように努めてもらえるといろんな選択肢が見えてくると思います。いろいろ調べて、自分にとってベストな決断をしてください。なんてったって自分の人生ですもんね!
Ayumi Tanaka

 

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